3番 .htaccess

.htaccessによる検索よけが検索よけの中で一番強力です。ただしサーバが許可していないと使用することができません。現在ほとんどのサーバで使用できますが、忍者ホームページは使用できないことが確認されているので、ご注意ください(その代わり、忍者バリアーをご利用ください)。また、これは他の検索よけと違い、検索サイトのロボット名などのリサーチが必要となります。それが手間に感じるようでしたら、当サイトが用意した.htaccess、こちらをダウンロードし、ステップ5へと進んでください。当サイトの.htaccessは最初からほとんどの検索サイトと悪質ロボットが検索よけ用に登録されています。


1) robots.txtのときと同じようにメモ帳、サクラエディタやテキストエディットなどのテキストエディタをなんでも良いので開きます。開いたらとりあえず
SetEnvIf Referer "" shutout

SetEnvIfNoCase User-Agent "" shutout

Deny from 

Order Allow,Deny
Allow from all
Deny from env=shutout
				
を貼り付けて、ファイル名をhtaccess.txtで保存してください。このファイル名は仮名であり、後に変更します。また、今回も一番最後の行は空行にしてください。

2) 上から順に
SetEnvIf Referer "" shutout
から説明します。これは特定サイトからの訪問者を弾くために使用します。例として、私がgoogle.comからのアクセスを拒否する場合『""』の間に
SetEnvIf Referer "google\.com" shutout
を入力します。点『.』の前にはかならず『\』を入れてください(ソフトによって円マークかスラッシュマークに見え方が別れます)。
すると、google.comで閲覧者があなたのサイトリンクを発見しクリックしたとしても、あなたのサイトは表示されず、エラーが閲覧者に表示されます。このコードは検索よけとして使用できますが、荒らし対策としても使用できます。例として、誰かのいたずらであなたのサイトアドレスがどこかの掲示板に貼り付けられてしまった場合、google.comの代わりにその掲示板のアドレスを入れれば閲覧者はあなたのサイトへ直接アクセスすることはできません。
SetEnvIf Referer "dokokanokeijibannsan\.info" shutout
このコードは必要なだけ増やせます。

3) 次は
SetEnvIfNoCase User-Agent "" shutout
の説明です。このコードはあなたのサイトを検索サイトへ載せないために使用します。ある意味、これが本命の一番強力な検索よけとなります。今回は『""』の間に検索サイトがあなたのサイトを見つけ出すために使用している、ロボット(クローラーやスパイダー)の名前を入れます。ロボット名は検索エンジンによって違い、毎回調べなくてはなりません。※当サイトのhtaccessファイルにはほとんどの名前が含まれています。
たとえば、Googleのロボット名を調べる場合は『Google クローラー名』で調べます。すると、ロボット名がGooglebotだということがわかります。ですのでGoogleにあなたのサイトを載せないためには
SetEnvIfNoCase User-Agent "Googlebot" shutout
にします。他にYahooのロボット名は『Yahoo! Slurp』ですが、ここは単語のどちらかを選んで、YahooかSlurpだけで大丈夫です(!などの記号は入れないようにしてください)。ですので、
SetEnvIfNoCase User-Agent "Slurp" shutout
にします。このロボット名は時がたてば変わることがあるので、何年かに一度、まだこの名前が使用されているかチェックしてください。なお、このコードは必要なだけ増やせます。

4) 最後は
Deny from
の説明です。このコードは主に荒らし対策として使用します。アクセス解析、掲示板、メールフォームなどを管理していると、IPアドレスというものを目にします。このIPアドレスというのは『192.168.1.1』とこのような点を含む特徴的な番号のことです。他にも今は新型の『FF01:0:0:0:0:0:0:101』とコロンが含まれているのもあります。このIPアドレスは相手のPCの住所みたいなものです。この住所さえわかれば、その方をアクセス禁止にすることができます。ですので、もし嫌なメールを送ってくる方のIPアドレスが『192.168.1.1』だったら
Deny from 192.168.1.1
にします。しかし、このIPアドレスは定期的にあなたも含めほぼ全員変わるようになっています。法則として一番最後の.から下の番号が変わりやすいので
Deny from 192.168.1
にしても良いです。ただしこの方法だと、荒らしと関係がない『192.168.1.3』というIPアドレスを使用している方もアクセス禁止にしてしまうので、使用するさいは慎重に。『FF01:0:0:0:0:0:0:101』は最後の:から下の番号が変わりやすいので
Deny from FF01:0:0:0:0:0:0
なお、このコードは必要なだけ増やせます。検索ロボットにもIPアドレスがあるので、ロボット名がわからない方はIPアドレスで検索よけしても効果があります。




5) すべて書き終えたら、そのままhtaccess.txtをサーバに転送します。このとき、一番上のindex.htmlがある一層のところに転送してください。最後に、この『htaccess.txt』を『.htaccess』に名前変更します。※最初の点『.』は忘れずに!
名前変更の仕方は色々ありますが、今回はWindowsとMac共通+文章でわかりやすい方法で説明します。まず、htaccess.txtをマウスで1クリックしてハイライトしてください。ハイライトしたあとは、WindowsはキーボードのCTRLN、MacはキーボードNを押します。すると、名前変更のボックスがでてくるので、そこに『.htaccess』と記入し『OK』をクリックしてください。これで名前が変更されます。無事変更されたら、終わりです。サイトにアクセスし、ちゃんとサイトが表示されるか確認してください。もし何らかのエラーがでたら、あなたのサーバが.htaccessを許可していないか、文法エラーがある可能性があります。そういうときは焦らず、再度見なおして、変な空白がないか。 ””がちゃんと閉じているなどの確認をしてください。

おまけ) なぜ、サーバ上で名前変更するのかというと、PCは点から始まるファイル名が苦手だからです。保存しようと思っても、エラーがでる場合があります。ただし、最新のPCは点から始まるファイル名もつけられるようになっているので、実験してみてください。ちなみに、ファイル名は『.htaccess』であって『.htaccess.txt』ではないので、ご注意ください。『.htaccess.txt』だと、検索よけにはなりません。

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